命の儚さ

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ついにこの時が来たんだ。
 
 
家族もみんないつかいつかと心の準備もできていたけど。
 
 
今日は朝早くから
高齢になる祖父の体調が良くないと連絡がありまして、
 
緊急搬送にて病院に。
 
 
私も急いで向かいました。
 
 
何日か前から夜になると呼吸が苦しくなってたようで、
元々心筋梗塞持ち。
 
今年の年明けも一時的に入院して退院できたのですが、
 
 
今度はもう、
担当の先生によると、退院するのは難しいとのこと。
 
 
このまま何もしないで過ごしてると確実に死にます。とまで言われました。
 
 
もう高齢で、持病も多々あり、いつ死んでもおかしくない祖父。
 
 
年々弱っては来ていたものの、
 
今度限りは深刻。
 
 
ついに祖父の残された人生もいつかいつか。ではなく、ほんとのほんとに残り僅か、終わりに向けてのカウントダウンが始まっているようです。
 
 
普段頑固で入院も拒否の祖父も徐々に自分自身の身体を受け入れているようで、
素直に先生の話を聞いて頷いていました。
 
 
家族みんなそろって入院の手続きから
書類から。
 
 
ここ数日、呼吸不全をずっと1人で我慢して耐えてた祖父はすっかり病院にきて安心したのか、
何個か検査を受けたあと病室に行くとすぐにベットに横になり、スヤスヤ寝てしまいました。
 
 
よほどお疲れだったようです。
 
 
 
今まで入院は何回かあったものの
いつもなんとか退院できていたけど、
今日の「もう今後退院は無理です」という先生の言葉に、
 
 
ちょっと死を受け入れる覚悟するようになりました。
 
 
 
人生散々充実させてきた祖父に悔いはない。
 
長生きも出来た。
 
沢山病気も抱えながら元気になろうと踏ん張り続け、もう十分に頑張った。
 
 
 
周りから見れば
もういつ死んでも本人自身も成仏できるね。って言われるぐらい十分な祖父の人生。
 
 
 
 
でも、やっぱりもう家に帰ってこないのは寂しいな。
 
 
今週ちょうど気分転換も兼ねて、車椅子でお花見に連れていってあげようとも思っていたのにな。
 
 
一緒に外食もまだまだしたかったな。
 
 
これからは病院でしか会えないから
出来るだけ後悔しないように、会える時には出来るだけ会いに行って温かい身体に触れて、会話しよう。  
 
 
 
一人の人生が、最終章を迎えようとしている。
 
 
それを受け入れる準備をいよいよしていかないといけないのかな。
 
 
良かったのは
地元にいる間に倒れてくれた事。
すぐに駆け付けてあげられてホントに良かった。
 
 
もしかしたら
病院に行ったことで少し寿が伸びるかもしれないし、
突然いなくなってしまうかなんてのは誰にもわからないけど、
 
 
 
いつにしても
やはりは儚いです。
 
 
今日は元々実家に行く予定だったのですが、
思わぬ事態での病院からの遠回りで帰宅した実家。
 
 
 
何故か今日に限って特大の鳥が家の屋根の上にドーーンと止まっていたり、
 
ヘビが家の中にいたり、
 
何かを告げるようでした。